5/04/2011

Handmade Soap2 POTAGER GARDEN SOAP




収穫したローズマリー、ラベンダー、セージを入れ込んで作ったポタジェ・ガーデン・ソープです。オイルは、大好きなマルセイユ配合の「オリーブオイル72%」。オリーブオイルはオレイン酸たっぷり、天然のグリセリンやスクワランも豊富で保湿力があります。オリーブオイルの他には、庭仕事の後の手や肌を荒れから守り傷を修復すると云われる「カロチーノ・プレミアム」というカロチンやビタミンEたっぷりのレッドパーム油と、泡立ちを良くするココナッツオイルを配合しました。そして、大好きなハマナスの蜂蜜漬けをふんわりと石鹸にも入れ込み、しなやかで肌に優しい石鹸にしました。(作り方は、アン・ブラムソンさんの純植物性石けんや、前田京子さんのマルセイユ石けんなどを参考にしました。)


<ポタジェ・ガーデン・ソープのレシピ>
・石鹸材料
・ピュアオリーブオイル72%(500cc)
・ココナッツオイル18%(120cc)
・レッドパーム油(カロチーノ・プレミアム)10%(70cc)
・苛性ソーダ(83g)
・ドライハーブ「ローズマリー、ラベンダー、セージ」をミックスして大匙2杯ほど
・ハーブを浸出させる精製水(250cc)
ハマナスの蜂蜜漬け(大匙1杯と1/2)
ラベンダーEO(少々)
※鹸化率90%

オリーブオイルを72%配合した石鹸をマルセイユ配合石鹸といいます。ピュアオリーブオイルはエキストラバージンオリーブオイルより酸化しにくいそうなので、ピュアオリーブオイルを使いました。ココナッツオイルは、オリーブオイルは泡立ちが弱いので、泡立ちを良くする為に入れました。レッドパーム油は未精製のものだと真っ赤な油で、酸化しにくく肌荒れにも良い作用がある油だそうです。このレッドパーム油は石鹸をある程度硬くする油でもあるので、オリーブオイルだけの石鹸よりも、硬めの石鹸になります。以前トルコのおじいさんから購入した「100%オリーブオイルの石鹸」を使用した時、普通に石鹸受けに置いておいたところ、数日でトロトロに溶けたことがありました。当時は、そのトロトロに溶けた成分が天然のグリセリンであるということも知らず、「気持ち悪い」とその素晴らしい石鹸を捨ててしまったことがありました。(今なら、天然のグリセリンだわ。と肌に塗るようにして、身体を洗うのですけれどね^^; 今思えば勿体無いことをしてしまいました。)でも、あまりにトロリと溶けるとビックリしてしまいますが、今回の石鹸では、パーム油を少し入れることで、形崩れを幾分留めることが出来ました。この3種のオイルを混ぜておきます。
・苛性ソーダをハーブ浸出液で溶かします。
苛性ソーダの扱いはとても慎重にしなくてはならず、皮膚につかないように気を引き締めて取り扱いました。(目を保護する為眼鏡を着用したり、火傷をしないよう長袖を着たり、ゴム手袋やテボソをはめたり)
乾燥したローズマリー、ラベンダー、セージと精製水で浸出液(ハーブ液)を作っておき冷ましておきます。瓶に入れた苛性ソーダにハーブ液を注ぐと温度が急激に上昇します。(80度以上の高温になりました。)それを水で冷ましながら温度が38度前後くらいにまで冷やします。同じく、混ぜておいた油脂も、湯せんにかけ、同じくらいの温度にしておきます。この方法は、アン・ブラムソンさんの書かれてた「Soap : Making it, Enjoying it」を参照しました。
(写真:38度近くに下がっていく途中の苛性ソーダ液)


・油脂と苛性ソーダ液を合わせて、混ぜます
油脂も苛性ソーダ液も同じように38度近くに下がったら、混ぜ合わせます。そしてそれから丁寧にかき混ぜ続けます。本によって20分とあるものや、30分、一時間30分とあるものも!私は、間をとって40分近くかき混ぜました。丁寧にこぼさないように、皮膚につかないように注意しながらかき混ぜます。(石鹸を混ぜる時のボウルは、苛性ソーダによる腐食が無いもの・・・ステンレス製、ホーロ製、或いはガラス製のものを使用します。この時はホーローのボウル使用。アルミ鍋はNGです。)その時間が過ぎたら後は1時間に一回くらい、軽く混ぜるようにしました。その間に真夜中になったので、そのときばかりは・・もちろんラップして放っておき、眠っていましたよ(笑)トレース(右の写真のように石鹸生地でゆるい線が描けるくらい)が出てきたら、型に流せるようになります。マルセイユ配合石鹸の場合、大体かき混ぜだしてから12時間ほどかかりました。
・型に流し込みます。
トレースが出たら石鹸を流し込みます。流し込む前に、ここでハマナスの蜂蜜漬けを生地に混ぜてかき混ぜておきました。この時点でラベンダーEO(エッセンシャルオイル)も加えました。流し込む型は、牛乳パックを2枚重ねたものや、細長いタッパーなど。型から出しやすいものを使用。発砲スチロールの箱に入れ1日ほど保温して鹸化させ固めます。
・石鹸を切り分けます。
固まったら型から出し切り分けます。(まだアルカリが強いのでゴム手袋着用)その後風通しの良い場所で熟成させます。熟成期間は石鹸により異なりますが、この石鹸の場合は約3週間~4週間。それからようやく使い始めることが出来ます。
(使用感)
思っていたよりも、泡が細かいです^^;泡切れは良く(泡の持続性は思っていたよりも短いです。)オリーブオイルが72%と蜂蜜も入っていますので、どちらかというとしっとりタイプの石鹸です。その分天然のグリセリンが溶け出しますので、使用中の石鹸の保管は、水のかからないところに。。(ドロリとしてもお肌には良い成分ですので、くれぐれも捨てないようにして下さい^^;そして、なるべく保管場所は溶け崩れない所に・・気をつけてください^^;)
香りは、「ほのか」です(笑)

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