5/04/2011

Handmade Soap4 Kitchen Soap



 
廃油石鹸・・というと、学校とか町内の婦人会などのバザーとかでよく見かけますよね。大きなドラム缶で作ったり、ペットボトルをシャカシャカ振ったりしてつくる廃油石鹸。作り手の作り具合がそのまま形に表れる素朴な石鹸。私も時々購入していました。 私は今まで自分の家の台所から天ぷら油の廃油が出ると、それで肥料を作っていましたが、石鹸作りをするようになってからは、廃油を再利用した石鹸も是非自ら作ってみたいと思うようになり、今回廃油でキッチンソープを作ってみました。廃油に竹炭、ペパーミント、緑茶を漬け込むこと2週間。いつものように石鹸を作って型に入れたところビックリ!あの汚れて酸化した茶色い廃油が真っ白のホワイトソースのような石鹸に生まれ変わりました。緑茶のカテキンと竹炭による消臭と、ミントパワーでプラス除菌効果もちょっと期待♪ しかも使い心地は抜群に良く、思っていたよりも素晴らしいキッチンソープが出来上がり大満足です。食器の油汚れがキュキュッと綺麗に落とせます。是非一度お試しください。
<キッチン・ソープのレシピ>

・石鹸材料
・天ぷら油の廃油(600g)
・水(233g)
・竹炭(長さ4~5cm、幅3cm前後のもの3~4本)
・収穫したペパーミントのドライ葉(大匙1杯)
・緑茶(大匙1杯)
・苛性ソーダ(80g)
・ハッカ油(少々)
※鹸化率100%(ディスカウント0%)

廃油(我が家の天ぷら油はキャノーラ油)に、竹炭・ペパーミントのドライ・緑茶をそれぞれティーバック(市販お茶パック)に入れて2週間漬け込みます。(2週間経った時点で廃油の臭いがあっても気にしないで)2週間後、漬け込んでおいたものを取り出し丁寧に濾します。ボール(ガラス製、ホーロー製、ステンレス製は可。アルミ製は不可)に廃油を入れて、油の温度を40度くらいにしておきます。苛性ソーダも瓶に入れ、その中に水を入れ同じく40度くらいまで冷ましておきます。(苛性ソーダの取り扱いは厳重注意! 皮膚に絶対つかないように! 取り扱う時はマスク、眼鏡、ゴム手袋が必要です)水を加える時もはねないように注意!)油も、苛性ソーダ水も同じ40度くらいになったら、油の中に苛性ソーダ水を注ぎいれます。

・混ぜます。
廃油に、苛性ソーダ水を注ぎ混ぜ始めます。初めはこんな感じの色です。そのまま混ぜ続けます。(絶対飛び跳ねさせないように、慎重に・・)途中温度が下がって来た時は、また40度くらいを保てるようにボールを湯煎にかけて混ぜました。トレース(油の表面に線が描けるくらい、トロリとしてきたら)型入れします。(30分ほどかき混ぜても、トレースが出ない場合、ラップを被せてそのまま放置しました。)ハンディタイプのブレンダーを使うととても速くトレースが出るのですが、跳ねないよう、また気泡が入り過ぎないよう注意が必要みたいです。時間を気にしなければ、30分ほど混ぜて、後は時々混ぜるくらいの気持ちでのんびりと「ながら作り」をするのもまた楽しいですよ。
※私は結局、1時間に一回くらい分離しないように1~2分混ぜる・・を繰り返し、10時間くらい「ながら混ぜ」をしてようやくトレースが出てきました。(気温や湿度により時間は変わります) 

・型入れします。
トレースが出たら型入れします。型入れした時点でも、色はまだこのような色でした。今回も牛乳パックを使用しました。(香りは付けても付けなくても、良いと思うのですが、香りを付けたいのであれば、型入れする前にキッチンソープとして気にならない香り・・ということで、薬局で購入したハッカ油(飲用水にも入れれるタイプ)を数滴(20滴ほど)入れてから、再度よく混ぜ合わせ、それから型入れします。)
・2日ほどしたら・・・
型入れしてから2日ほど経って鹸化が進んでくると、表面が真っ白になってきました! あの廃油がこんなに綺麗な色になるものなのですねぇ・・。感心してマジマジと見入ってしまいました。(型入れ後、保温をするか否かですが、私はいつもどおりに保温しました---発泡スチロールの箱の中に入れて、その上からタオルを被せておきました)途中、表面が汗かいたように水滴が貯まるかもしれません。ティッシュでそ~っとふき取っておきます)

・石鹸を切り分けます。
固まったら型から出し切り分けます。(まだアルカリが強いのでゴム手袋着用)その後風通しの良い場所で熟成させます。熟成期間は石鹸により異なりますが、この石鹸の場合は約3週間~4週間。それからようやく使い始めることが出来ます。

(使用感)
すごくよく油汚れが落ちます。食器がキュキュッと音を立てます。溶け崩れも少なく、扱いやすい石鹸です。食器洗いには、アクリルタワシで洗い、油汚れがひどい時に石鹸を使う・・という方法をしています。
香りは、「爽やか」です(笑)香りが爽やかで、汚れ落ちが良いので、洗濯用の石鹸として、エリ汚れや、お子様の靴下などのどろんこ汚れにも重宝しそうです。

※この石鹸は、私の家のキッチンから出た天ぷら油の廃油を使っていますが、それでも構わない!(^_^;)試しに使ってみたいと思われる方には、サンプル(左の画像のの切り出し1個の半分サイズ)をお送りします。メールにてどうぞ。但し何分にも廃油ゆえ、材料がない時はしばらくお待ちいただくこともありますのでご了承ください。或いは、ご自身がご自宅から出た廃油で作ってみたいと思われる方、質問は掲示板及び、メールにて承りますm(_ _)m (このページのレシピをご覧いただいて勝手に作られる場合、私は責任は負えません。ご自身において安全点検、肌への接触される部分への適合確認など、慎重に取り扱って下さい。)

キャノーラ油の廃油を使って、しかも鹸化率100%って、肌に優しいの?って思われるかもしれませんが、オレイン酸も適度に含まれており、じっくりじっくり鹸化させるこの方法(コールド製法)ですと適度な保湿成分も残り、しかも油汚れもすっきりと落とせるので、手荒れを起こしやすい方でも洗剤による手荒れは起こし難いと思います。一度試してみていただけたらと思います。(全ての方に合うとは断言できませんがm(_ _)m )これを読まれて合成洗剤を使わず、石鹸に代えてみたいと思われる方も是非試してみてください。

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