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10/17/2011

大根を間引き。そして収穫♪

夏から復活した菜園。
今年は手始めに、ブロッコリー、キャベツ、大根を植えてみました。
今回からは家族も手伝ってくれることになって、大変有難いです。
土を盛ってもらって、菜園スペースを確保してもらって、石灰を入れて、元肥を入れて・・・と。
その作業を主人が担当してくれました♪
どうやら、必要な鍬や肥料を次男と主人が夏にホームセンターに買いに行った時、店員の方に有機栽培方法を教えていただいたらしく、帰宅後
「枝豆のサヤなどは食べた後、空いた土地に埋めて肥料にしていくと良いらしい。」
などと言っていました。

大根の種を購入して植えつけたのが9月の下旬。
現在の菜園はこんな感じです。
手前がブロッコリーとキャベツ。奥が大根。

植え方を参考にした本は、ポタジェを造り始めた頃からずっとお世話になっている
「人に優しい・環境に優しい 有機・無農薬の野菜作り」(ブティック社 ISBN4-8347-5366-2)です。
この本は、初心者に優しい野菜の植え方は勿論のこと、混植のコンパニオンプランツのことや、木酢液、竹酢液、堆肥作りのことなど・・・本当に役立つ情報が読みやすく書かれた本です。

大根は間引きながら栽培しているので、間引いた葉っぱ部分は、収穫しました。
間引いた大根の葉。
昨日も今日も間引いて収穫して、茹でて「おひたし」にしました。
昨夜「おひたし」にした分がとーーーっても美味しくて、家族皆で感謝しながら食べました。
今日も楽しみです。

8/01/2011

ルッコラ(ロケット)・トマト・モッツァレラチーズとハーブソルトを使ったランチ

<旧ホームページよりの転載です>


夏に蒔いたルッコラ(ロケット)の種が無事発芽して、9月頃から少しずつ収穫できるようになりました。そのルッコラとモッツァレラチーズやトマトをトッピングしたランチです。タイム・オレガノ・ローズマリー・スイートマジョラムを乾燥させて作ったハーブソルトを振りかけていただきます。

<ルッコラとフランスパンのランチの作り方>
・ルッコラを収穫します。
ルッコラは過去には春、種を蒔いていましたが、夏に徒長して開花してしまい、長い間葉を楽しむことが出来ませんでした。今年はダメもとで夏に、種を蒔いてみたところ、冷夏の影響もあってか、簡単に発芽しました。最初の頃アブラムシにやられそうになったのですが、それでもその後は全く害虫の被害にもあわず、虫食いの無い綺麗な葉を収穫出来るようになりました。

・ハーブソルトの作り方。
香草(何でもOKです。私の場合はタイム・オレガノ・ローズマリー・スイートマジョラムを使用)を収穫して乾燥します。カリカリに乾燥した香草は、細かく刻んでおきます。それと塩(自然塩がいいのですが、無ければ普通の塩でもいいです)と同じ量で混ぜ合わせます。数日置いておくと、香草の香りが塩に馴染んできます。

・パンに乗せていきます。
まずフランスパンを1cmくらいの厚さにスライスして、オーブントースターでこんがりと焼きます。焼き上がったパンにエクストラバージンオリーブオイルを塗ります。(オリーブオイルが苦手な方はバターでもOK。)その上にスライスしたトマト、モッツァレラチーズを重ねていき、最後にルッコラを乗せます。その上から作っておいたハーブソルトを振りかけます。
ものすごく簡単なので、試してみて下さい。モッツァレラチーズの変わりにクリームチーズでも良いですし、以前ご紹介しましたソレルのチーズを乗せても美味しいです。


<ルッコラと水菜のサラダ>
庭で育っているルッコラと水菜を利用して、サラダを作りました。ルッコラと水菜に水にさらしたタマネギを混ぜるだけ。彩りよく、お庭で咲いているパイナップルセージなどサルビアの花を散りばめ、お好みのドレッシングを掛けて戴きます。

<ルッコラと水菜の作り方>
・サラダの材料を用意します。
ルッコラ、水菜、タマネギ、サルビア(パイナップルセージ、サルビアグレッギーなど)を適量用意します。
ルッコラと、水菜は5cm程の長さに切ります。スライスしたタマネギは水にさらしておきます。

・材料を混ぜ合わせます。
材料を良く混ぜ合わせ、器に盛りつけ、サルビアの花を散らします。ドレッシングはお好みでどうぞ。私は、EXバージンオリーブオイル+アップルビネガ-が半々、すり下ろしたニンニク少々、上で紹介したハーブソルトを混ぜ合わせて戴きました。ニンニクの代わりにバルサミコソースも美味しいですよ。

5/04/2011

Syrup

ワイルドストロベリーが収穫出来る季節になりました。

5月。ワイルドストロベリーが収穫出来る季節になりました。
た~くさん収穫出来たらジャムが美味しいですけれど、収穫の季節が始まったばかりのこの時期では、収穫量もまだほんの少し。でも、こういう時だからこそ、収穫した一粒、一粒を大事にしたいですね。
そこで、ワイルドストロベリーのシロップを作りました。
8~10粒もあれば、ワイルドストロベリー風味のシロップが充分出来ます。そしてついでに好みの果物を使ってシロップ漬けも作りました。
基本のシロップをつくっておいて、好きな果物を漬けるだけ。シロップはとっても簡単です。

<基本のシロップの作り方>


・バニラシロップの作り方
<材料>
・グラニュー糖250g ・レモン1/4個分
・バニラのサヤ1/2本分 ・水750cc
・ベイリーフ(月桂樹の葉)1枚 ・クローブ1粒
(たくさん作るときはこの量を×倍用意します) 

自分でいうのもなんですが。。。。
このバニラシロップはとっても簡単でしかも美味しいと思います。シナモンを入れたものや、その他のスパイスがはいったものなど、いろんなシロップの作り方を参考にした結果、癖があまり無く、さっぱりしていてしかもバニラの甘い香りとコクが楽しめるシロップだと思うのですが。(もちろん、お好みで他のスパイスを入れても良いですよね)


・材料を煮ます。

上の材料をホーロー鍋に入れ、弱火にして焦げないよう気をつけながら、時々木べらでかき混ぜながら、半分くらいの量になるように煮詰めます。
*鍋の中の黒いゴミのようなものは、バニラのサヤの中のバニラビーンズです。

*レモンはこのように直接煮込むので、ワックスのかかっていないものを使用します。

・冷ましてから濾します。
シロップを冷ましてから濾しておきます。

・瓶に詰めます。

煮沸消毒して、乾燥させておいた瓶に ワイルドストロベリーを入れ(この瓶の場合10粒ほど使用)、他の瓶にも お好みの果物を入れ(この場合は果物をたっぷりと)、濾したシロップを注ぎます。私はキウイやいちごが大好きなので、たくさんシロップ漬けを作りました。
今回、乾燥させておいたローズヒップも漬け込んでみました。*ローズヒップは、ビタミンCの爆弾!その栄養を取り込んだシロップも楽しめそうです。冷蔵庫で保存します。
数日おきますと、一番上の写真のように、シロップがその果物の色に染まってきます。
そうしたら出来上がり!!果物はヨーグルトやアイスクリームに添えたり、シロップはソーダと混ぜれば、それぞれの風味のソーダが出来上がり






















<コラム>ワイルドストロベリーについて


ワイルドストロベリーは、バラ科イチゴ属の多年草です。普通の苺よりもずっと小さい実をつけます。
小さいながらも、ビタミンCや鉄分が豊富で、その果実の香りは素晴らしく、アイスクリームに添えたり、今回のようにシロップ漬けやジャムにも利用できます。そして果実だけじゃなくて葉にもさまざまな薬効が有り、ハーブティーとして利用できます。
ワイルドストロベリーはランナーが伸びてきて、節から発根するので、それを移植して株を増やせますが、庭に植えた場合、果実を収穫し忘れるとその種がこぼれて、気が付くと、株元にいくつもの小さなワイルドストロベリーが発芽していたりします。私も最初は、小さな苗を買い求め庭に植え付けたのですが、気が付いたら4年ほどの間に、こんもりとした株が何株にも増えていました。

<※2003年度製作HP Fuji's flower gardenから転載しました>

Rosehip's Jam and Puree with Rosa rugosa




今年もハマナスがたくさんの実(ローズヒップ)を付けてくれました。
我が家のハマナスは一重のピンク、八重のピンク、一重の白・・の3種類があり、それぞれに大きなものでは直径4cm以上の実が成ります。
新鮮なハマナスの実って、かじると棗(ナツメ)に似ているんですよ。そのまま生食してもいいのですけれど、今年はこのハマナスの実だけを使ってピューレとジャムを作りました。フレッシュなハマナスで作るジャムは本当にフルーティ♪ 育てていて良かった~と思える逸品が出来たと思います♪ 



<ハマナのャムとピューレの作り方>
・収穫したハマナス
私の庭では8月に入ると、ハマナスのローズヒップが赤く色づいてきます。ヒップの大きさは直径4cmを超えるものもあるほど巨大です。大きいので、ロサ・カニナ(ドッグローズやロサ・エグランテリア(スイートブライヤー)に比べると収穫作業は楽ですが、トゲが多いので注意しながら収穫します。
・ガクと毛と種を取ります。
水で洗ったハマナスのヒップからガクと花柄を取ってから、実を半分に割って、毛と種を取り除きます。果実が大きいのでこの作業も小さなヒップの薔薇よりは楽・・・なのですが、数が多いと結構時間がかかります。この状態で生食が出来ます。味はほのかに甘酸っぱく、棗(ナツメ)のような水分の少ない甘みを抑えたリンゴのような味です。








・煮ます
鍋に下処理済みのハマナスのヒップ500gと、同量の水500gを入れ、焦がさないように、アクを取りながら、(15分~20分ほど)柔らかくなるまで煮ます。
・裏ごしします
汁気が無くなってきたら火を止めて、ヒップを裏ごしします。
・裏ごし完了
裏ごしが完了すると、約500gほどのペースト状のハマナスが出来ます。
・再度ペーストを煮ます。
裏ごしの終わったハマナスを、再び鍋に戻し焦げないように木ベラでかき混ぜながら煮ます。10分ほど煮てペーストが熱々になったら、熱湯消毒済みの瓶に入れて蓋をして脱気します。
このまま冷めるまで待てば、ハマナスピューレの出来上がりです。
・ハマナスジャムを作ります。
上記で、裏ごしの終わったハマナスを再度鍋に戻す時にペーストの半量の砂糖を加えて、焦がさないように煮るとハマナスのジャムになります。(500gのペーストなら250g)私は上記のペーストを半分はそのまま煮てピューレに、残り半分に三温糖を加えジャムにしました。砂糖を加えると、ペーストがトロトロと柔らかくなります。10分ほど木ベラで煮てレモンの絞り汁を加えます。(500gの場合で大匙1杯ほど・・・。)ピューレと同様にジャムが熱い間に瓶に詰めて脱気します。
・完成したジャムとピューレ
出来上がったハマナスのヒップのジャム(左)と、ピューレ(右)
以前書いたローズヒップジャムと同様、長期保存をする場合は真空処理をします。(詳しい方法はローズヒップジャムを参照して下さい。)
三温糖を加えたおかげか、ジャムのほうがより赤く仕上がりました。甘さ控えめなので、トースト、ヨーグルトは勿論、このまま食べても美味しいです。ペーストは砂糖は加えていないのですが、ほのかに甘みがあります。ドレッシングに加えたり、牛乳とヨーグルト・蜂蜜などに溶かしてハマナスのラッシーなどなど色々使えます。

Rosehip Tea


寒い日には温かいローズヒップティーを入れましょう。
今回ご紹介するのは、私が最も美味しいと思った
ブレンド方法です♪

<ローズヒップティー>
ローズヒップの種を取りだします。
方法は、ジャムの時と同じです。
ロサ・カニナ(ドッグローズと)或いは
ロサ・エグランテリア(スイートブライヤー)の
どちらでも良いです。乾燥させますと保存が出来ます。
もし、種を取りださす、丸ごと乾燥した場合は、
果実を叩いて砕き、種と中の毛を取り除きます。
(写真は取りだした種です。
種は色々な使い道がありますから捨てずにね。 )
ポタジェNo.16にも書きましたように、その場合
毛は、喉を刺激することもありますので、
丁寧に取り除いておきます。
・ブレンドするハーブを用意します。
今回は、ドライローズヒップ4~5個分
ハイビスカスの萼2個分
レモングラスの葉1/2本分
レモンバーベナの葉4枚分
以上の分量でティーカップ約2杯分です。
(材料のレモングラスとレモンバーベナは
細かくしておきます。)
カップとポットはあらかじめ温めておきます
材料を全てポットに入れ、熱湯を注ぎます。
蓋をして5分蒸らします。
(普通、ハーブティーは3分ほど蒸らしますが、
ローズヒップやハイビスカスは他のハーブより
ちょっぴり時間を長くおきます。)
ティーカップに注ぎ入れます。
・レモンバーベナについて
レモンバーベナはとても爽やかな
レモンの香りがします。
レモンと名のつくハーブはたくさんありますが
レモンバーベナの香りは特にオススメです♪
本物のレモンの香りにそっくりです
ローズヒップにブレンドしますと
爽やかな香りがしてとても美味しく頂けます。
(写真は乾燥する前の収穫したレモンバーベナです) 

Rosehips reath


3年経ってローズヒップがたくさん収穫出来ました。
ローズヒップのクリスマスリース、ずっと夢だったのです♪

<ローズヒップのクリスマスリース>
ローズヒップを枝ごと収穫します。
・使用したローズヒップ
ロサ・カニナ(ドッグローズと)
ロサ・エグランテリア(スイートブライヤー)
痛んでいないか、虫食いがないかなど
丁寧に選別していきます。
※枝付きのまま収穫するのは
リースに挟みやすくするためです。
サクランボのようで可愛いですよ。
・ヒイラギの葉も用意します。
今回クリスマス用ということで
庭のヒイラギの葉の
新しいところを用意しました。
ヒイラギがなければアオキの葉や、
松ぼっくりでも応用出来ると思います。
今回その他に、英字新聞の切れ端なども
細長く切って、リボンにしました。
その他、あればペーパーラフィア
(紙の色つきコヨリ)を用意します。
なければリボンになるものならなんでもOK。
例えば可愛いラッピング用のリボンとかでも
なんでも自宅であるもので応用出来ます。

市販のリース(100円ショップに土台の
リースが売っていました!ラッキー) それに、
対角線上の4カ所にラフィアを結んでいきます。
ローズヒップの枝をリースに挿していきます。
ラフィアに絡むようにして英字新聞のリボンを
付けていきます。

今回リースに使ったローズヒップは
リースのまま乾燥して、後には
ドライローズヒップとして使用します。

Rosehip Jam


ローズヒップでジャムを作ってみました。
今回はロサ・エグランテリア(スイートブライヤー)を使用。
スイートブライヤーは葉から青リンゴの香りがします。
そして果実からもほんのりと青リンゴの香りがしますので
ジャムにも良いかな・・・と思います♪

<ローズヒップのジャムの作り方>
・ローズヒップの種を取りだします。
ロサ・エグランテリア(スイートブライヤー)の
実を丁寧に洗い半分に割り中の種を取りだします。
(種の周りには毛のようなものがたくさんあります)
これも丁寧に取り除いておきます。
写真は、種を取りだした後の状態です。
ローズヒップは中身を取りだして100g用意しました。 
・ローズヒップを煮ます。
ホーローのお鍋でローズヒップを煮ます。
100gのローズヒップに対して水400cc入れました。
沸騰したら、木杓子で混ぜます。
写真は、まだ果実の形がある状態です。
これを混ぜながら半分の量になるまで
潰すように煮つめていきます。
・お砂糖・オリゴ糖・レモン汁を入れます。
半分の量になったら合わせて100g分の
お砂糖・オリゴ糖(割合は2:1だけど、
量はお好みで加減して良いと思います。
オリゴ糖がなければその分の水飴でも良いかと。)
レモンの絞り汁大さじ2杯も入れます。
よ~くかき混ぜて、トロリとしてきたら出来上がり♪
※焦がさないようにして下さいね。 
・瓶に詰めます。
煮沸消毒して、乾燥させておいた瓶に
出来上がったジャムを熱いうちに詰めます。
広めの鍋にジャムの瓶をいれ湯せんにかけます。
(お湯の量はジャムの口にお湯が入らないように)
・脱気します。
沸騰して来ても蓋をせずにそのまましばらく
おいてから、蓋を閉め10分ほど沸騰させます。
蓋の中央が凹んできたらそのまま冷まします。
(急に水などで冷ましますと、割れますので注意!)
ご自分でお好みのラベルを付けたら完成です。
一番上の写真がその出来上がりです♪
オリジナルのラベルを作ってみました♪♪ 

Wild Strawberry Jam

ワイルドストロベリーだけでジャムを作りました。
ワイルドストロベリー・・・一株植えたのが数年前。。。それがこぼれ種でどんどん増えて、今では何十株にも!それでもワイルドストロベリーはとっても小さな苺。ワイルドストロベリーだけのジャムを作るには、何ヶ月もかけて収穫したものを冷凍して、やっとジャムになりました。貴重なワイルドストロベリーのみのジャム♪市販の苺よりも小さな種は、ジャムにするとそのツブツブ感がとっても美味しいのです。野の恵みをいただきま~す。 

<ワイルドストロベリージャムの作り方>
・収穫したワイルドストロベリー
一番最初に庭に植えたのは、ストロベリーアレキサンドリアというランナーがでにくいタイプのものでした。種がこぼれどんどん増えていきました。その後ランナーがでるタイプのワイルドストロベリー(一般アルパインストロベリーと呼ばれるものです)を植え付け、こちらはランナーの先からどんどん子株を形成して、すぐに何株にもなりました。(幸せを呼ぶワイルドストロベリーと言われているのは、このランナー有りタイプだそうです。)今回のジャムは全てランナー無しタイプのアレキサンドリアを使用しました。
・煮ます。
<材料>ワイルドストロベリー(250g)/砂糖(125g)/レモン汁少々
解凍したワイルドストロベリーを鍋(ホーロー鍋)に入れお砂糖を半分まぶしておきます。30分くらいしたら火にかけて煮ます。途中残りの砂糖も加え、トロリとしてきたら絞ったレモン汁を加えます。少し形が残るくらいが美味しいです♪(砂糖の量はお好みで、私は苺の半量にして甘さ控えめにしました。)
・瓶に詰めます。
出来上がったワイルドストロベリージャムは、ローズヒップジャムと同様に煮沸瓶に詰めて完成です。長期保存をする場合は真空処理をします。(方法は全てローズヒップジャムを参照して下さい。)
種がホントに小さいので、ツブツブ感が心地よいのです。
小粒な分、ものすごくコクのあるジャムになり大満足です。

Tincture4  Eucalyptus citriodora

・レモンユーカリの強烈な香りを利用した虫除けチンキを作りました。
ユーカリは主にオーストラリア(特にタスマニア東部)原産、フトモモ科の常緑高木で、現地では樹高は60m以上にもなるそうです。先住民族アボリジニの間で長い間、薬として利用されてきました。ユーカリの種類は500種類とも云われ、優れた殺菌力を持つ Eucalyptus globulus(タスマニアン・ブルーガム)、丸くて可愛い若葉がアレンジにも使われる Eucalyptus gunnii(ユーカリ・グニー)、そして今回チンキに使った Eucalyptus citriodora(レモンユーカリ) などなどがあります。

このレモンユーカリは学名が、citriodora とあるように、その葉に触れただけでも強烈なレモンに似た香りを放ちます。その香りの強さは驚くほどで、同じレモンと名の付く他のハーブのどれもが、このユーカリの香りの強烈さには負けてしまいそうです。この独特なレモンに似た香りは虫が嫌がると云われています。レモンユーカリの成分はシトロネラール、シトロネロールなどなど。シトロネラールは蚊を寄せつけにくいと云われていて、それならば虫除けに試してみようと思い、いつものようにチンキ作りをしました。

(作り方はエキナセアチンキとほぼ同じです。乾燥させたレモンユーカリの葉を瓶に8分目まで入れ、ウォッカ(40度)に漬け込みました。ウォッカに漬け込むのは長期保存が可能なのと、浸出液では出にくい成分も抽出できるからです。)

★使用法例★
窓辺の蚊などが侵入しやすい場所(窓付近、網戸など)に、スプレーします。成分が強いので床など、部屋にスプレーする場合は、チンキ2~5%を水(精製水)で薄めて使用して下さい。

*肌には直接つけないようにしてください。体質に合わず不快感を生じた場合は、使用を中止してください。あくまでも民間的虫除けです。個々の体質に応じて使用してください。
★我が家のレモンユーカリ★
2000年頃種を蒔いて栽培、今に至っています。
種からも簡単に発芽しました。幼少時期は半耐寒性ですので、寒冷地では冬は室内に取り込み越冬させると、一年中葉を収穫できるかと思います。(大木になるにつれて、耐寒性が増すようです。)でも私の場合、庭に植えて栽培しています。そうすると冬には地上部は枯れ、春になるとまた新しい新芽が出てきます。これを繰り返しているので、オーストラリアで見られるような大木にはなりません。葉は幼少の頃はザラザラとした突起物あり、ここから強いレモンの香りを発するようです。あまりに大きくなるまで葉を収穫しないと、その突起が無くなり、ツルツルした葉になってきます。そうすると触れただけで香るような強い香りも薄くなってしまうようですので、ある程度大きくなった葉は、ザラザラした突起があるうちに収穫して保存しておくほうが良いと思います。

上記にご紹介した虫除け以外にも、鎮痛・沈静作用があるので心を穏やかにしたい時や、抗菌作用を活かしてルームコロンとして薄めてスプレーしてもいいでしょう。但し、妊婦さんの使用はやめてください。

Tincture3 Thymus

・コモンタイムのうがい用チンキ。
(作り方はエキナセアチンキと同じです。今回も乾燥させたコモンタイムをウォッカに漬け込みました。ウォッカに漬け込むのは長期保存が可能なのと、浸出液では出にくい成分も抽出できるからです。)

タイムといえば、一般的にはコモンタイムと呼ばれる「 学名 Thymus vulgaris ]のことを指します。このコモンタイムには、強い薬効(特に抗菌・去痰)の作用が有ると云われています。このタイムの薬効を信じて、喉の痛みの強い時や、風邪予防の為などのうがい用チンキを作ってみました。私は、コップ一杯の水にチンキをティースプーン1/2ほど溶かしています。

*タイムの芳香成分はとても作用が強いと云われています。ご自身の体調に合わせて使ってください。妊婦さんが使う時も注意して下さい。また、アルコールの苦手な方も注意が必要かもしれません。個々の体調に応じて使用してください。
★タイムについて★
タイムはシソ科の多年草です。原産地は地中海沿岸地域。多年草といっても半低木です。原産地の気候と同じく日当たりが良く湿気の少ない、水はけの良い場所を好みます。利用法は上のチンキのほか、アルコールの苦手な方は浸出液を利用したり、料理のスパイスとしても重宝します。生のままで利用できますが、乾燥させると香りが一層強くなります。 タイムにはいろいろな種類があります・・・。少しだけご紹介します。
コモンタイム
ゴールデンレモンタイム
オレンジバルサムタイム
シルバータイム
フレンチタイム
ラベンダータイム
・コモンタイム(Thymus vulgaris)
上のチンキに使ったタイムです。コモンタイムの香りは素晴らしく、料理にも向きます。その芳香成分(チモール)が上記のような薬効に優れていると云われています。別名イングリッシュタイムとも呼ばれることもあります。。
・ゴールデンレモンタイム(Thymus × citriodous)
高さ20cm以下の小型のタイム。でも葉はタイムにしてはかなり大きくてふっくらとしています。新葉は黄色をしていて、まさにゴールデンと名のとおり。葉に触れるとレモンの香りがします。
・オレンジバルサムタイム(Thymus 'Fragrantissimus')
オレンジの香り・・・かと思いましたが、思っていた程はオレンジの香りはしません。茎の色が少しオレンジ色になるので、この名が付いたのかも??と思ったくらいです。バルサムの香りが強いです。
・シルバータイム(Thymus argenteus)
葉に白い斑が入ります。花は薄ピンク色で開花時はとても美しいです。
・フレンチタイム(Thymus vulgaris cv.)
コモンタイムの中から香り・風味などがよいものを選抜した品種。
・ラベンダータイム(Thymus thracicus)
ラベンダーのような香りを持つタイム。。。とありますが、実際のところはそんなにラベンダーのような香りではなく・・そう言われるとそうかな?くらいの香りですが^^;しっかり頑丈そうなタイムです。
・タイムは350種類以上あるとも云われていて、ご紹介したタイム以外に、匍匐性のタイムなどいろいろな種類のタイムがあり、数種類のタイムを集めたタイムガーデンなども楽しいです。収穫は一年中いつでも出来ますが、花の咲き始める頃(初夏)に一度剪定を兼ねた収穫をしておくと、夏の群れ対策になります。晩秋にも再度剪定して翌年新しい葉を伸ばすようにします。(晩秋のタイム畑にて、剪定を兼ねた最後の収穫作業風景。右の写真くらいにまで切り詰めても、春になればこんもりとした茂みになります。)