7/17/2011

POTAGER(ポタジェ)のお話6

(このポタジェは2000年から旧ホームページで綴っていたものを、こちらに転載しています。)

runner・・・ 走者のこと!・・・ではなくて、ほふく茎のことです。
ワイルドストロベリーにランナーがなかなか出ない!と思っていましたが
よく見るとちょこちょこ出ていて、それを新しくストロベリーポットに
植え付けてみたところ、無事すくすく育っています。
と、ここまではバンザイなのですが、問題は地下茎・・・・・
土の中に茎を伸ばして、いろいろな所から芽を出す強者がいます。
そのボス格が、ミントです。
蜂や蝶がやってきて、密源になったミントにワイワイ喜んでいる間に
このミントは、私に隠れてこっそりと地下茎を伸ばしていたのです。
本当の事を話すと、実はミントを定植する時に栽培の本に、
「根張りが旺盛で、他の植物を消してしまうほどなので、畑や庭に
植えるときは鉢ごとか、仕切りをしたほうがよいでしょう。」
と、書いてあったにも関わらず、
「ふーん。でも、そんなに広がらないでしょう。」
などと、高をくくっていたのです。
ところが、今ではポタジェのミントスペースからはみ出して、
お隣のセージ、レモンバームの所にも進出・・・・・挙げ句には
ポタジェの外にも、まるで雑草のように居住区域を広げてしまいました。
親となるミントはドライにするため、地上1cmくらいを残して、
全て刈り取ったのに、それから2週間くらいですでに草丈10cmほどに
伸びてしまいます。ポタジェの周りで同じように這っているヒルガオと、
縄張り争いをしている始末。。

あぁ~、コニシキが密かにクスクス笑っているように感じます。
「フジさん、私の事を邪魔者扱いしていたけど、自分で植えたミントや
可愛いと喜んで野放ししていたヒルガオや露草には、苦情を言わないの?」
トホホ・・・コニシキのおっしゃるとおりで・・・・・。
「でもね。ミントは全草ドライにしてティーに出来るのよ~。」

「ヒルガオや露草は食べたことないけれど、この花の色を生かした料理も
出来るのだとか。何か役に立っているでしょう。それに花を見たときに
ホッと出来るような不思議な魅力があるでしょう。これもこの野草達の
生きていく知恵の一つかも知れない。」
とか自分に言い聞かせてみたのですが、コニシキはすかさず、こう言いました。
「フジさん、可愛いのが知恵なら、私たちは抜き取られる度に知恵を つけてきたのよ~。
私たちをよ~く見て!!」
????・・・・・よく見ると葉という葉の脇から花が咲いていてさく果も
た~くさん見られます。その数は恐ろしいほど!!
夜、来年のポタジェを夢見て購入した種の袋をルンルンしながら
見ていました。
「来年はマロウもラベンダーも、もう一度挑戦しなくちゃ。
あぁフェンネルもある。あらぁ、結構種を集めたものだわ。あら??」
種の袋を一つ一つ見ていて、最後に出てきたのは・・・・・・・
スペアミントにペパーミント!!!!!!
まだまだ、増やすつもりぃ????
私のポタジェ。
美観も伴って完成するのは、果たしていつのことでしょう。
それまでは、お野菜とハーブと時には野草達と
楽しい(ケンカ?)会話をしながら暮らして行きたいと思います。

~To be continue ~

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