8/01/2011

POTAGER(ポタジェ)のお話26 毛虫多発注意報!

(ポタジェのお話は2000年から旧ホームページに書き綴ってきたものを、こちらに転載しています。)
26話目は2006年の9月に記載したものです

今回の画像も、2番目の写真を閲覧するのは少々覚悟がいるかもしれません。
有機栽培、自然農法で作り続けたい・・・と願っていながらも精神的に苦悩だらけの日々です。

<秋のアンジェラ>
9月になると四季咲き性の強い薔薇がまたチラホラと咲き出しました。特に最近美しいのはアンジェラ!
我が家のアンジェラは、春よりも、夏よりも、断然秋が美しく感じれます。春はまだ恥ずかしそうに数少なく咲き、夏はせっかく咲いてもカメムシに花びらを食べられてしまったりで、なかなか華やかさに欠けるのですが、秋は新しく伸びたシュートの脇枝からどんどん花芽を形成して、カップ咲きの花がポコポコと次々咲き出すのです。その美しさにただただ魅了されてうっとりとしていたのですが・・・!  
花の咲いている側の新葉は綺麗なままなのですが、老枝のほうをよくよく観ると葉っぱの一部が透かしたように変色していたのです! や~な予感!!! 恐る恐る割り箸で葉をつまんで葉の裏を見てみると・・・・・

<イラガ(中央のデカイ毛虫)とヒロヘリアオイラガ>
ウゲェー!!!! 案の定いました!! しかもイラガだけじゃなく、ヒロヘリアオイラガまで居るじゃありませんか! どちらも刺されると激痛の走る毛虫です。毛虫というと、今年は本当に毛虫に悩まされた年でした。

7月にヤマボウシの木でこの「ヒロヘリアオイラガ」の幼虫軍団を見つけ、8月には木香薔薇で「ヒメシロモンドクガ」の幼虫軍団を見つけ、9月に入ったと同時に桑の木(マルベリー)で「アメリカシロヒトリ」の幼虫軍団を見つけ、やれやれやっと平和な毎日がやって来ると思っていたところに、またまたこの「ヒロヘリアオイラガ」と「イラガ」の幼虫軍団を見つけてしまったのです。。。。。。

我が家はこれらの樹木の側には小さいながらもハーブ園があるので、化学薬品による消毒は絶対したくないので、一つ一つ全て割り箸でつまんで、最後に可愛そうだけれど捕殺しています。
その度に悩むこと・・。
無農薬栽培だとか、有機農法だとか言っても、やっぱり作物の害虫となるものが発生した場合には、化学薬品を使わないにしても、結局捕殺している私・・・。キアゲハの幼虫は見守っていたのに、生きる為とか、薔薇の為とか、いろいろな生命を天秤にかけて、自分に都合の良いように生かしたり、捕殺したりしてる私・・・。

多くの生命の犠牲の上で生きている自分!!!!命は尊いものだと思っていたのに、命を犠牲にしなければ生きていけない?

やはり、時々あの「ヨダカ」のように、時々悲しくなってきてしまうのです。
ひょっとして・・・地球にとっての本当の害虫は、虫じゃなくて、人間なのでは?とまで思ってしまう時があります。

とにかく、被害を最小に抑えるには、忙しくても時間を見つけて、日頃からもっと庭のチェックをこまめにしなければ!!と反省しました。

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