9/08/2011

ツマグロヒョウモン(蝶)

あれ?毎日水をあげていて気づかなかった。玄関前のニオイスミレの鉢のこと。
9月4日
葉っぱが何かに食べられた跡があるなぁ・・と見てみると・・・
居ました。ツマグロヒョウモン蝶の幼虫です。
正直、初めて見た時は、ギョエーと思いました。グロテスクでお世辞にも可愛いとは思えなかったんです。
最初何の幼虫か解らなくて、刺もあるし、毒があるのかと思っていました。
昆虫の本やら、ネットで調べたところ、この幼虫が庭で時々見かけるツマグロヒョウモン蝶の幼虫だと知って、正直複雑な気がしました。
過去にツマグロヒョウモン蝶は、優雅にミントなどの蜜を吸っている姿を写真に納めたりしていたのですが、この蝶の生態については(興味がなかったのだろうと思います)全く調べたことが無くて、幼虫を見たのは今回が初めてでした。
調べてみたところ、食草はスミレだということでした。
我が家の玄関先には、ニオイスミレの鉢と、道路のコンクリートの隙間に踏まれて可哀想に思ったどこからかの種がこぼれた野生のスミレを移植した鉢があって、なるほど!! ここは外敵に襲われる危険が少なそうな場所です。

これだけ容姿が可愛くないと、人間にも嫌われそう。。。
キアゲハやナミアゲハの幼虫は、見た瞬間「可愛いな」と思ったものでしたが、この子は可愛いとは思えなくて・・・しかも毒虫っぽい。。
でも、きっとこの容姿も身を守るために進化したものなのかなぁ。。。とか考えていたら、雌のツマグロヒョウモン(成虫)は沖縄とかに生息している「カバマダラ」という蝶に似ているという情報を見つけました。
カバマダラのほうは有毒だそうで、この蝶に似せることによって外敵から身を守っているみたいです。
幼虫は食草も違うし、容姿も違うので、幼虫の時に間違うことはなさそうです。

9月7日
動きが鈍いなと思っていたら、蛹になる準備を始めていました。
午前中に撮影したのですが、みるみるうちに姿が変わっていきました。

9月8日
蛹になっていました。
たった一日でこのように姿が変化すると、辛くないのかな?なんて考えてしまいました。
この子は雄?雌?どちらだろう?
蛹の段階で見分けることが出来る何かがあるのかな?
ツマグロヒョウモンは性別でかなり異なる容姿なので、羽化するのが楽しみです。

ふとすぐ近くの葉を見てみると、この子よりも小さな幼虫も見つけました。
最初グロテスクだと思っていたのに、毎日観察していると不思議なもので、少し可愛く見えてくるものです。。。(・・・といっても、キアゲハの幼虫の時みたいに触ることは出来ませんが。。。)

スミレには申し訳ないですが、繁茂した部分を整えようと思っていたので、その部分を少しこの子達に分け与えることを許して下さい。

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