※この17番目のお話は、2002年に記載したものです。
<タンポポコーヒーと耐寒植物>
2002年1月の6日朝のポタジェです。雪がうっすらと積もって、これから2月にかけて一段と寒くなります。寒がりな植物は堀り上げて軒下や室内へ移動しました。でも、真冬の雪の下でも頑張って新芽を伸ばしているものもたくさんあります。その生命力の逞しさに惹かれます。
寒さに弱い植物は収穫後鉢上げして室内へ移動
耐寒力の強さに驚き。冬の貴重なビタミンです。
花が咲き種が出来て根元からまた新芽が!
元気なコモンマロー。夏にはピンクの花をお茶にします。
その他、ラムズイヤーや、クラリーセージなど新芽が出ています。夏に弱いラベンダーは冬は結構強いですし、ミント類は春に備えての準備をしているようです。春に一斉に大きくなるのを楽しみに待っています。
さて、私は春を待つ間、冬の楽しみの一つとして晩秋に収穫しておいたタンポポの根っこで「タンポポコーヒー」を作ってみました。以前からずっと作ってみたかったのですが、なかなか機会がなかったのですけれども、今年は収穫して作ってみました。
タンポポというと春の花のイメージですが、秋でも咲いています。春の新芽や花はサラダに、冬になる前の根は来年への準備の為、栄養を蓄えています。この時期のタンポポの根を焙煎してコーヒーを作ります。
収穫したタンポポの根っこ。
大きなものでは直径4cmもありました。丁寧に洗って同じ太さになるように切りました。
何故同じ大きさにしたほうが良いのかと言いますと、焙煎したときに小さすぎるものは焦げやすく、大きなものは炒るのに時間がかかるからです。刻んだものはじっくりと乾燥させます。
湿らないようにビンなどに入れて乾燥剤を入れ、直射日光の当たらない所に保管します。
コーヒーを飲むときに、飲む分量だけを焙煎します。焦げないように慌てずじっくり炒ります。大体私の場合は一人分で、乾燥した根っこ大さじスプーン1杯弱ほどを使用しています。
温めておいたポットへ炒ったタンポポの根っこを入れ、お湯を注ぎます。3~5分抽出します。焙煎した香ばしさとほんのりと甘みのあるタンポポコーヒーの出来上がりです。タンポポコーヒは肝機能や便秘の改善、リウマチの体質改善などなどに効果があるとか言われていますが、コーヒーが苦手な方や妊婦産さんでも安心して飲めるコーヒです。抽出した後の残ったガラはゴミに出さずに、またお庭に埋めてリサイクルさせて春からの植物の栄養源にします。
~To be continue ~
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