No.5 ポタジェの住民権
写真左から、薔薇(カクテル)・いんげん豆・コニシキ草
先週ポタジェでは、住民達が揃って意見を述べあった。
植物や、虫達がわたしにどうも不満があるらしい。
今から書くのは、その時のポタジェの住民達の「声」だ。
「FUJIさん。何しているの?」
声をかけてきたのは、ハナグモだった
「ポタジェの中の除草。ちょっと繁殖しすぎ。」
「なんですって!私たちを除草するって?」
怒りの声を発したのは、スギナとコニシキ草達。
「FUJIさん。ひどいじゃない!ここは私達がずっと前から住んでいた場所なのよ。
あとからココに来たのが、ペパーミントや薔薇や、バジルのほうじゃないの」
「だから、ポタジェの周りはなるべく、自由に生活出来るようにしてるでしょ。
でも、この中は大切なハーブや薔薇を育ててるから、お願いその他の場所に住んでくれない?」
「FUJIさん、それは「エコひいき」だわ。ポタジェはコンパニオン・プランツで
共存、共栄、共生に基づき、作られたものだって聞いているのに」
除草されると聞いて、コニシキの怒りはものすごかった。
しかも、その声に驚いて、頭上でインゲン豆の葉で朝食をとっていた
コガネムシも、その意見に賛同した。
「そうだよね。FUJIさん。ハナグモやテントウムシにはものすごく優しいくせに
僕を見ると、こらっ!!ってすぐ怒るもの。」
「だってコガネムシは、私の大切なカクテルの花びらを食べちゃうもの
インゲンの葉っぱだけなら、住んでいても許せるけれど、薔薇を食べちゃうとね・・
ハナグモやテントウムシは、薔薇をアブラムシから守ってくれてるよ。
共存、共栄の法則をちゃんと守ってくれているもの。クローバだってね。
バジルだって、自らが囮になって、アブラムシから守っているし、
チャイブやニンニクもコンパニオンとして、きちんと仕事しているもの。
そうだ! あなた達も何か「芸」をしてくれる?」
「芸??芸って・・・何故?」
「このポタジェは、(食べもの)を育てる農業的な役割を持ってるけど、
あくまで「庭」としての「園芸的芸術」つまり「美しさ」も持っている「ポタジェ」なの。
「見て美しい」ことも条件のひとつなのよ。」
「・・・・・・FUJIさんの理論って変なの。そんなのおかしい。私たちの住むところに
インゲンの葉っぱだけなら、住んでいても許せるけれど、薔薇を食べちゃうとね・・
ハナグモやテントウムシは、薔薇をアブラムシから守ってくれてるよ。
共存、共栄の法則をちゃんと守ってくれているもの。クローバだってね。
バジルだって、自らが囮になって、アブラムシから守っているし、
チャイブやニンニクもコンパニオンとして、きちんと仕事しているもの。
そうだ! あなた達も何か「芸」をしてくれる?」
「芸??芸って・・・何故?」
「このポタジェは、(食べもの)を育てる農業的な役割を持ってるけど、
あくまで「庭」としての「園芸的芸術」つまり「美しさ」も持っている「ポタジェ」なの。
「見て美しい」ことも条件のひとつなのよ。」
「・・・・・・FUJIさんの理論って変なの。そんなのおかしい。私たちの住むところに
勝手にポタジェを作って出ていけなんて・・・FUJIさんから借地代もらっちゃうからね。」
「何ですって!!!!ここは私の土地なのよ。ちゃんと税金払っているのに!!」
「それは人間の言い分でしょ。私たちには関係ないもの。それに共存、共栄って言って、
薔薇を食べるコガネムシを悪者扱いするけど、一番ひどいのはFUJIだよ。
大切に育てたって、最後には自分が食べちゃうもの!!」
ガーン・・・・・・・・でも、それは言えている。
そこで、薔薇のプリンセスオブウェールズが一言。
「あの・・・・もう少し、穏やかに話し合いませんか?」
・・・・・・・そうだよね。
ポタジェの住民達はこのように、毎日住民権を主張している。
私もその会議に時々、参加させてもらうことにした。
~To be continue ~
「何ですって!!!!ここは私の土地なのよ。ちゃんと税金払っているのに!!」
「それは人間の言い分でしょ。私たちには関係ないもの。それに共存、共栄って言って、
薔薇を食べるコガネムシを悪者扱いするけど、一番ひどいのはFUJIだよ。
大切に育てたって、最後には自分が食べちゃうもの!!」
ガーン・・・・・・・・でも、それは言えている。
そこで、薔薇のプリンセスオブウェールズが一言。
「あの・・・・もう少し、穏やかに話し合いませんか?」
・・・・・・・そうだよね。
ポタジェの住民達はこのように、毎日住民権を主張している。
私もその会議に時々、参加させてもらうことにした。
~To be continue ~