・コモンタイムのうがい用チンキ。 (作り方はエキナセアチンキと同じです。今回も乾燥させたコモンタイムをウォッカに漬け込みました。ウォッカに漬け込むのは長期保存が可能なのと、浸出液では出にくい成分も抽出できるからです。) タイムといえば、一般的にはコモンタイムと呼ばれる「 学名 Thymus vulgaris ]のことを指します。このコモンタイムには、強い薬効(特に抗菌・去痰)の作用が有ると云われています。このタイムの薬効を信じて、喉の痛みの強い時や、風邪予防の為などのうがい用チンキを作ってみました。私は、コップ一杯の水にチンキをティースプーン1/2ほど溶かしています。 *タイムの芳香成分はとても作用が強いと云われています。ご自身の体調に合わせて使ってください。妊婦さんが使う時も注意して下さい。また、アルコールの苦手な方も注意が必要かもしれません。個々の体調に応じて使用してください。 | ||
★タイムについて★ タイムはシソ科の多年草です。原産地は地中海沿岸地域。多年草といっても半低木です。原産地の気候と同じく日当たりが良く湿気の少ない、水はけの良い場所を好みます。利用法は上のチンキのほか、アルコールの苦手な方は浸出液を利用したり、料理のスパイスとしても重宝します。生のままで利用できますが、乾燥させると香りが一層強くなります。 タイムにはいろいろな種類があります・・・。少しだけご紹介します。 | ||
コモンタイム | ゴールデンレモンタイム | オレンジバルサムタイム |
シルバータイム | フレンチタイム | ラベンダータイム |
・コモンタイム(Thymus vulgaris) | ||
上のチンキに使ったタイムです。コモンタイムの香りは素晴らしく、料理にも向きます。その芳香成分(チモール)が上記のような薬効に優れていると云われています。別名イングリッシュタイムとも呼ばれることもあります。。 | ||
・ゴールデンレモンタイム(Thymus × citriodous) | ||
高さ20cm以下の小型のタイム。でも葉はタイムにしてはかなり大きくてふっくらとしています。新葉は黄色をしていて、まさにゴールデンと名のとおり。葉に触れるとレモンの香りがします。 | ||
・オレンジバルサムタイム(Thymus 'Fragrantissimus') | ||
オレンジの香り・・・かと思いましたが、思っていた程はオレンジの香りはしません。茎の色が少しオレンジ色になるので、この名が付いたのかも??と思ったくらいです。バルサムの香りが強いです。 | ||
・シルバータイム(Thymus argenteus) | ||
葉に白い斑が入ります。花は薄ピンク色で開花時はとても美しいです。 | ||
・フレンチタイム(Thymus vulgaris cv.) | ||
コモンタイムの中から香り・風味などがよいものを選抜した品種。 | ||
・ラベンダータイム(Thymus thracicus) | ||
ラベンダーのような香りを持つタイム。。。とありますが、実際のところはそんなにラベンダーのような香りではなく・・そう言われるとそうかな?くらいの香りですが^^;しっかり頑丈そうなタイムです。 | ||
・タイムは350種類以上あるとも云われていて、ご紹介したタイム以外に、匍匐性のタイムなどいろいろな種類のタイムがあり、数種類のタイムを集めたタイムガーデンなども楽しいです。収穫は一年中いつでも出来ますが、花の咲き始める頃(初夏)に一度剪定を兼ねた収穫をしておくと、夏の群れ対策になります。晩秋にも再度剪定して翌年新しい葉を伸ばすようにします。(晩秋のタイム畑にて、剪定を兼ねた最後の収穫作業風景。右の写真くらいにまで切り詰めても、春になればこんもりとした茂みになります。) | ||
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